本記事では、長編のミステリー漫画を読む時間が無いという方のために、短編ミステリー漫画や読み切り集をまとめています。
2023.10.06|『A room』追加
限られたページ数やコマ数にも関わらず、伏線やシナリオを際立たせ、凝縮したストーリーを展開していく短編ミステリー漫画。
サクッと読み終えられる短編ミステリー漫画を巻数別にまとめておりますので、お好みの作品から短編ミステリーの世界をお楽しみください。
紹介している短編ミステリー漫画は、少ない時間で読み終えられるように、全て単行本ベースで5巻以内に完結する漫画たちです。
5巻以内にまとめられた短編ミステリー漫画に加え、1巻完結の超短編ミステリー漫画や読み切り集を紹介しています。
紹介している短編ミステリー漫画は、アマゾンレビューなどの一般的なレビューを参考にしながら、実際に私たちが読んだことのある作品だけで構成しています。
今後も紹介したい短編ミステリー漫画が増えた際には、随時更新していきますので、楽しんでいただけたら幸いです。
3巻完結の作品が結構多そう。
これからもどんどん増えそうよね。
■当メディアはAmazonアソシエイトなどの各種アフィリエイトプログラムに参加しています。記事内で紹介している商品を購入した際、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
下表は本記事で紹介している短編ミステリー漫画/読み切り集の早見表です。表示画面に応じてスクロールしてご覧下さい。
注:本文中にて、短編ミステリー漫画/読み切り集と一緒に紹介されている各種キャンペーンは、予告なく終了している場合があります。ご了承ください。
この記事の目次
【1巻完結】ミステリー漫画の読み切り集
A room [1巻完結]
書誌情報作者/のりば
単行本全1巻完結(2020.11) 1巻初版2020.11.27 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 機械と人間のテーブル越しの会話から、作中で巻き起こっている事態の状況を推測していくアクション系のSFミステリー漫画。
- 物語の舞台となるのは、時計が掛けられた無機質な一室。重苦しい景観とは打って変わって、室内では機械と人間とによるコミカルな会話が繰り広げられていく。会話の裏で探られていくのは、世界各地で発生した「ロボットの暴走による人間の虐殺事件」について。犯人と思われる機械を特定すべく、電波の届かない一室にて押し問答は展開されていくのだが、迫るタイムリミットと共に、物語は思いもよらぬ展開へと進展していくこととなる。
- 愛嬌たっぷりのAIによって、近未来の情景をひっそりと感じさせるような短編推理漫画。ツッコミの激しい機械による漫談を軸に、あっという間に読み終わるショートストーリーは展開されていく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
機械のノリが最高!!
ミステリー漫画読み慣れてる人だとすぐわかっちゃうな~。
ドアD [1巻完結]
書誌情報原作/山田悠介 作画/杉山敏
単行本全1巻完結(2006.03) 1巻初版2006.03.24 幻冬舎コミックス |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- ストーリーテラー山田悠介先生が原作を務めるオムニバスホラー漫画。コミックスには、「ドアD」「8.1」「ジェットコースター」の3作品が収録された短編ミステリーの作品集。
- コミックスのタイトルを冠する作品「ドアD」の舞台となるのは、薄暗く閉ざされた謎の室内空間。奇妙なアナウンスが流れる部屋で、どこかもわからず目覚めた5人は、部屋から脱出するために、室内のどこかにあるはずのドアを探すこととなる。しかし、辿り着いた先のドアに手をかけ、必死に動かそうと試みるも、何故か一向に開く気配の無いドア。その後、部屋に残された張り紙を見つけた彼らは、誰かを犠牲にしなければ扉が開かないという、残酷なゲームに巻き込まれてしまった現実を目の当たりにすることとなる。
- 一人、また一人と、犠牲者を重ねる度に開き続ける謎のドア。遂に最後のひとりが出口へと辿り着いた時、生き残った者の眼前には、どこか見覚えのある出口の光景が広がっていた。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
映画の「CUBE」を彷彿とさせる。
こういうゲームには絶対巻き込まれたくない。
【1巻完結】超短編ミステリー漫画
告白 コンフェッション [1巻完結]
書誌情報原作/福本伸行 主な作品:『カイジシリーズ』『アカギ』 作画/かわぐちかいじ 主な作品:『空母いぶき』『ジパング』
単行本全1巻完結(2001.01) 1巻初版2001.01.23 講談社 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 福本伸行先生とかわぐちかいじ先生の名匠タッグが描いた、雪小屋を舞台に繰り広げられるスリリングなミステリー漫画。
- 物語の始まりは、突然の吹雪によって遭難してしまった尾張の山中。雪降りしきる山中では、山岳部OBによる親睦のための登山が行われていたのだが、急遽都合がつかない者が続出したため、今回は‷浅井‴と‷石倉‴2人だけでの登山が決行されていた。登頂途中に強烈な暴風雪に襲われたため、岩陰にて雪が晴れるのを祈るようにじっと待っていた2人。しかし、道中にて滑落しかけた石倉の怪我の具合は思わしくなく、石倉は静かに自らの死期を悟り始めていた。そんな死期を悟った石倉が、突然、涙ながらに語り始めたのは、「5年前に起きた事故の真相、同じ山岳部に所属する‷さゆり‴の殺害」について。突然の告白に動揺する浅井を前に、自分の胸中全てを打ち明け、ひとり晴れやかな気持ちになった石倉であったが、幸か不幸かその時、奇跡的にも天候は晴れ渡り、2人はすぐ目の前に現れた雪小屋へと移動することとなる…。
- 打ち明けた「告白」の後悔と、これから起こり得る最悪のケースを想定し合う2人の葛藤。救助を待つ小さな山小屋を舞台に、2人の腹の内を探り合う巧みな心理戦は、終盤再び、思いもよらぬ「告白」へと結びついていく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
なんてキツイ展開…。
なんという告白をしてしまったんだ…。
Forget-me-not [1巻完結]
書誌情報作者/鶴田謙二
単行本全1巻完結(2003.09) 1巻初版2003.09.22 講談社 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 水の都「ベネチア」を舞台に描かれる探偵もののミステリー漫画。
- 物語の主人公は、代々探偵の家系に生まれ、故ピエトロ・ベヌーチの孫娘にあたる女の子‷伊万里マリエル‴。祖父の遺した依頼、絵画「Forget me not」の捜査と回収を行い、莫大な財産の相続を完了させるはずが、自身のちょっと抜けた性格のためか仕事は捗らず、水の都で貧乏な生活を送っているかわいらしい女の子である。そんな生活を送っていたある日のこと、突然受け取ることとなった「一通の謎の手紙」。几帳面に切り貼りされた文面の中に記されていた差出人は、祖父の時代から名を残し、予告状と共に鮮やかな怪盗劇を繰り広げている‷怪盗ベッキオ‴本人であった。
- 大怪盗と迷探偵が対決したり、しなかったりする魅力的なコージーミステリー漫画。平和で緩やかに繰り広げられるミステリーの中、泥棒と探偵、ふたりの距離はそっと少しずつ近づいていく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
メチャクチャ良い感じのコージーミステリー。
あれ?絵画は⁉
山羊座の友人 [1巻完結]
書誌情報原作/乙一 漫画/ミヨカワ将
単行本全1巻完結(2015.06) 1巻初版2015.06.09 集英社 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 乙一先生の短編小説を原作に、青春の不協和音を奏で始めるサスペンス寄りのミステリー漫画。
- 物語の主人公は、見た目からして普通の高校1年生‷松田 ユウヤ(まつだ ユウヤ)‴。これと言って何の特徴もない一般高校生のユウヤだが、彼の家には、未来のものや生きた子犬など、不可思議な物が漂着する謎のベランダが存在する。9月25日、そんなベランダに流れ着いてきたものは、10月2日の日付の「未来の殺人事件」が取り上げられた、新聞紙の小さな切れ端。未来のニュースになどあまり関心を示さず、ほとんど気にも留めなかった松田であったが、しばらく経ったある日の夜道、偶然にも松田は、血まみれのバットを持つ変わり果てた同級生とバッタリ遭遇することとなる。
- 友達が人を殺したという現実の中、様々な推理と葛藤を巡らせていく短編ミステリー漫画。単行本1巻完結であるにも関わらず、巧妙に張り巡らされた伏線の数々は、どんでん返しのラストへと向かって驚きのドラマを演出していく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
オレなら一緒に逃げちゃうかな~。
子供たちの勇気には驚かされる。
疾風ロンド [1巻完結]
書誌情報原作/東野圭吾 作画/菊地昭夫 主な作品:『Dr.DMAT~瓦礫の下のヒポクラテス~』
単行本全1巻完結(2016.11) 1巻初版2016.11.10 実業之日本社 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 東野圭吾先生が手掛けた小説『疾風ロンド』を原作に、『Dr.DMAT~瓦礫の下のヒポクラテス~』などでお馴染みの菊地昭夫先生が作画を務めたミステリー漫画。
- 事件の始まりは、身代金を要求する「とあるメール」。医学研究所にて秘密裏に研究が進められていた生物兵器「K-55」の盗難と、国民を人質とした身代金を要求するメール、そして一緒に送られてきたテディベアの写真から、不穏な物語は始まりを告げていく。おそらくメールを送った張本人は、先日研究所を解雇された元研究員‷葛原(くずはら)‴であろうと、おおよそのアタリをつける研究員たち。しかし、当の本人が交通事故によって死亡したという凶報が所内に届いたことにより、事件は「K-55」の行方を追う山中捜査線へと拡大していくこととなる。
- テディベアの写った写真を手掛かりに、広大なスキー場内に眠る小さなぬいぐるみを探し求めていく迅速果敢な短編ミステリー漫画。一行を見つめる不審な視線を交えながら、山中での大捜索はスピーディーに展開されていく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
まずは山の特定から。
やっぱ現地人は頼りになる。
【3巻以内完結】短編ミステリー漫画
ロスト・ラッド・ロンドン [3巻完結]
書誌情報作者/シマ・シンヤ
単行本全3巻完結(2021.06) 1巻初版2021.01.12 KADOKAWA |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 印象的な作画と雰囲気で、イギリスの首都‷ロンドン‴を舞台とした犯罪劇に巻き込まれていくこととなるクライム系ミステリー漫画。
- 物語の主人公は、大学の同級生と同居生活を送る青年‷アル‴。いつも落ち着いた様子で、何気ない日常を過ごしていたアルは、ある日テレビのニュースでロンドン市長殺害の事件を耳にすることとなる。同居人である‷カラム‴と事件に耳を傾けていたことろ、ニュースでは犯人がアルと同じ地下鉄を利用していたことが報じられ、物騒な世の中だなと日常会話に和む2人。その後、大学の冬休みを利用して帰省するカラムを見送ったアルは、家の鍵を探すために事件当日の上着へと手を伸ばす。……上着に何か違和感を感じたアルが、おもむろにポケットに手を伸ばすと、不吉な予感が的中するかのように、出てきたものは、犯行に使用されたと思われる「まだ新しい血まみれのナイフ」であった。
- 「人生なんて、たったひとつの出来事で変わっちまうもんだ」というホームレスの言葉から、数奇な運命が廻り始めていく因縁めいたミステリー漫画。少しずつ手に入る事件の小さな手がかりが、ゆっくりとおぼろげに隠された事件の内側を覗かせていく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
ナイフ見つけた直後の呼び鈴は中々キツイ。
絵柄も表紙もストーリーもグッド!
生存~Life~ [3巻完結]
書誌情報原作/福本伸行 主な作品:『賭博黙示録カイジ』 作画/かわぐちかいじ 主な作品:『ジパング』『空母いぶき』
単行本全3巻完結(2000.09) 1巻初版2000.07.09 講談社 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 家族を失った父親が、時効の迫った殺人者を追いかけていくタイムリミットミステリー漫画。原作は『賭博黙示録カイジ』でお馴染みの福本伸行先生が務め、作画は『ジパング』などでお馴染みのかわぐちかいじ先生が務めている。
- 物語の主人公は、肝臓の上皮性悪性腫瘍(末期ガン)を患い、余命半年の宣告を受けてしまった中年男性‷武田信太郎‴。武田は、次期社長というポストまで昇り詰めながらも、14年前に失踪した娘‷佐和子‴の白骨化した遺体の発見を機に、残りの人生を、時効目前の犯人逮捕のために捧げることを固く決意していくこととなる。少ないヒントを手掛かりに当時の娘の足取りを追い、懐かしい思い出と共に犯人の後ろ姿を手繰り寄せていく武田。やがて真相解明まであと一息のところまで迫った時、暴かれ始めた凶悪な事件の真相は、思いもよらぬ人物(犯人)へと導かれていくこととなる。
- 家庭を省みず、仕事に心血を注いできた父親が、最期の時間を亡き家族へ捧げる決死の短編ミステリー漫画。時効をかけた凶悪な殺人事件が、残されていた家族の絆によって劇的な最後を演出していく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
娘さんの最後のメッセージが犯人に突き刺さる!
これで逮捕できなきゃ死んでも死にきれん。
罪の声 昭和最大の未解決事件 [3巻完結]
書誌情報原作/塩田武士 作画/須本壮一 主な作品:『海賊とよばれた男』『永遠の0』
単行本全3巻完結(2018.05) 1巻初版2017.08.23 講談社 2020/実写映画 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 昭和最大の未解決事件として、かの「3億円事件」と双璧を成す「グリコ・森永事件」。第7回山田風太郎賞を受賞した塩田武士先生の小説『罪の声』を原作に、『海賊と呼ばれた男』などでお馴染みの須本壮一先生が作画を務めた、史実をもとに描かれていくリアルミステリー漫画。
- 物語の主人公は、京都でテーラー(洋服の仕立て屋)を営む36歳の男性‷曽根俊也(そね としや)‴。衝撃の事実を知ってしまうこの日、俊也は入院中の母親から言伝を頼まれ、部屋の中に眠る昔のアルバムをせっせと探していた。父の遺品と共に眠っていたアルバムを無事探し出した俊也が、その時偶然発見してしまったのは、「英語がビッシリ書かれた手帳」と「年代を感じる謎のカセットテープ」。ことの成り行きにどこか不穏を感じた俊也は、ネットで手帳の内容の情報を探り、「カセットテープに録音されていた自分の子供の頃の声」が、30年前の一大事件に使用された「脅迫の音声」と同じであることに驚愕することとなる。
- 史実に残るリアルな情報を交えながら、迷宮入りした未解決事件へと一歩ずつ踏み込んでいく短編ミステリー漫画。2017年本屋大賞第3位を獲得した原作小説は、2020年に小栗旬さん主演のもと実写映画も公開されている。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
音声が自分のものということは…。
いや~、考えたくねぇ~。
【5巻以内完結】短編ミステリー漫画
十角館の殺人 [5巻完結]
書誌情報原作/綾辻行人『十角館の殺人』 漫画/清原紘 主な作品:『Another』
単行本全5巻完結(2022.05) 1巻初版2019.11.22 講談社 2024/実写ドラマ |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 綾辻行人先生が手掛けた推理小説『十角館の殺人』を、コミックリメイクして描かれる新本格ミステリー漫画。1980年代に出版された原著『十角館の殺人』は、累計発行部数100万部を超える大ヒットを記録した超人気作品。
- 物語の舞台となるのは、「十角館」と名付けられた、孤島に佇む十角形の奇妙な館。半年前に設計者が謎の焼死を遂げたという、いわくつきの物件である。大学のミステリ研究会に所属する主人公グループは、この日、仲間と共に島へと上陸し、十角館での観光旅行を楽しむ予定であったが、その道中で耳にするのは島にまつわる不穏な噂……。物語の鍵を握るのは、島内に足を運んだミス研メンバーと、旅行には参加せず本島に残った、同じくミス研メンバー。島内には「謎のプレート」、本島では「死者からの手紙」と、島内外のミス研メンバーそれぞれに、不穏で謎めいた事件が次から次へと襲いかかってくる。
- 怪事件の度に推理を重ねるも、見事なまでに読者を騙していく妙妙たるミステリー漫画。かつての「新本格ミステリ」が、時代を超えて、美麗なイラストと共に再び現代の読者を鮮やかに翻弄していく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
こりゃ面白い!予想が完全に外れた!
待望の実写化!ドラマもぜひ観たいところ!
ドロップフレーム [4巻完結]
書誌情報作者/成家慎一郎
単行本全4巻完結(2016.11) 1巻初版2015.08.05 一迅社 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 動画編集における「フレームレート」を題材に、切り貼りされたような時間軸が絡み合っていくミステリー漫画。(ドロップフレームとは、時間的差異を埋めるために用いられる編集用語。)
- 物語の主人公は、9月の学園祭のために映画撮影を行っていた、映像編集を担当する高校生‷刻鍾閏之介(こくしょう じゅんのすけ)‴。より良い映画を撮影すべく、閏之介たちは、8月の夏休みを利用し、ロケ地となる仙台で仲間たちと最高の夏休みを過ごしていた。しかし、ひと夏の思い出とも言える撮影に心躍らせていた閏之介たちであったが、突如として巻き込まれてしまうこととなる、かくも凄惨な事件。ある日のこと、共に映画を制作していたハーフの美少女‷ルウ‴が、暗い路地裏で何者かによってバラバラに殺害されてしまうこととなる。不幸にもそんなルウの凄惨な事件を目の当たりにし、混乱に動揺を隠せないまま一目散に警察へと走り出す閏之介。慌ただしく道中の階段を踏み外し、不運にもそのまま意識を失ってしまった閏之介は、翌朝、何事もなかったかのように殺されたはずのルウと奇妙な再会を果たすこととなる。
- うるう年に生まれた登場人物たちの持つ、特殊な時間軸によって物語を作り上げていく短編ミステリー漫画。練り込まれたシナリオ展開から、狂った8月を土台とする「最高で最悪の夏休み」は再編集されていく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
1巻の序章からめっちゃミステリアス!
動画編集やったことある人なら面白さ倍増!
冷たい校舎の時は止まる [4巻完結]
書誌情報原作/辻村深月 作者/新川直司 主な作品:『四月は君の噓』『さよなら私のクラマー』
単行本全4巻完結(2009.05) 1巻初版2008.11.17 講談社 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 第31回メフィスト賞を受賞した推理小説『冷たい校舎の時は止まる』のコミカライズ学園ミステリー漫画。原作は直木賞作家としても有名な辻村深月先生が手掛けており、漫画版のイラストは、『四月は君の嘘』などでお馴染みの新川直司先生が務めている。
- 物語の始まりは、普段通りの何気ない、雪が降りしきる中での登校風景。いつものように登校してきた8人の仲間は、何故か気付かぬ内に、誰もいない静かな校舎の中へそっと閉じ込められてしまうこととなる。鳴らないチャイム、割れないガラス、動かない時計、そして何故か思い出せない2カ月前に飛び降り自殺をした同級生の名前…。脱出を図ろうと画策する登場人物たちに眠る悲しい記憶と共に、少しずつ明らかになる運命の日の記憶が、静寂の校舎の中を次々と錯綜していく。
- 閉じ込められた空間の理解から始まり、カギを握る人物を探し当てる推理へと、思考と想像を巡らせるエピソードが連続していく短編ミステリー漫画。主人公を含めた登場人物全員を疑うストーリー展開に、目の離せない物語は薄暗い校舎の中を静かに進行していく。
※商品ページでもレビューを確認できます。
▶【DMMブックス】 ※初回購入限定90%OFF。値引き上限2,000円。
完読後・読中の感想/レビュー
全然先生が出てこないなと思っていたら!?
ガンガン予想外れたわ。
編集後記
追伸
最後までご覧いただきありがとうございました。
勘の鋭いミステリー漫画好きの方であれば、「あの有名漫画が紹介されていない…」と、思われた方も多かったかもしれません。
当ブログでは、ミステリー漫画とサスペンス漫画を出来る限り分類しているため、『ノイズ【noise】』や『adabana-徒花-』などの、サスペンス要素が強く盛り込まれた漫画は、別記事にて紹介しています。
ミステリー漫画とサスペンス漫画を混同して紹介してしまうと、一度に紹介する作品が多くなってしまうばかりか、自分の好みの作品に辿り着きにくくなってしまうため、可能な限り分別しながらご紹介しています。(謎解き要素が強ければミステリー漫画、ハラハラドキドキ系はサスペンス漫画、など。)
各紹介記事への関連リンクは文末にまとめております。お好みに合った記事から、お好きな作品をお探しください。
今後も面白そうな短編ミステリー漫画/読み切り集と出会えた際には、当ページを随時更新していきますので、また気軽にお立ち寄りいただけますと幸いです。
サスペンス漫画も読み始めたら止まらんよね。
どっちも秀逸なら神作品!
ミステリー漫画の関連記事