本記事では、中国やモンゴルを舞台とする漫画など、アジアにまつわる様々な漫画を紹介しています。
2024.02.13|『密林少年』追加
モンゴル帝国の建国や、古代から続く中国の戦乱の様子など、人々を魅了して止まないモンゴル・中国の歴史漫画。
様々な時代を背景に、歴史的文献を紐解いて描かれていく選りすぐりの「モンゴル・中国漫画」を紹介していきます。
漫画を読み続けて30年以上のおじさん達で、「何度読んでも面白いと言える名作」や「誰かに刺さりそうな作品」を中心に、読了済みの作品で構成しています。
紹介したい「モンゴル・中国漫画」が増えた際には、随時更新しておりますので、楽しんでいただけたら幸いです。
もちろん有名作といえば『キングダム』だけど…。
どの漫画も良作揃い!
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下表は本記事で紹介している「モンゴル・中国漫画」の早見表です。表示画面に応じてスクロールしてご覧下さい。
注:本文中にて「モンゴル・中国漫画」と一緒に紹介されている各種キャンペーンは、予告なく終了している場合があります。ご了承ください。
この記事の目次
モンゴルが舞台の漫画
ハーン -草と鉄と羊- [12巻完結]
書誌情報作者/瀬下猛 主な作品:『平和の国の島崎へ』
単行本全12巻完結(2020.04) 1巻初版2018.04.23 講談社 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- かの源義経が、モンゴル帝国の初代皇帝「チンギス・ハーン」であったという伝説(仮説)を題材に描かれる歴史漫画。作者は『平和の国の島崎へ』などでもお馴染みの瀬下猛先生。
- 物語の主人公は、不遇にも実兄の源頼朝から身を追われ、逃亡の末にユーラシア大陸へと辿り着くこととなった頼朝の弟‷源九郎義経‴。義経は、辿り着いた先では‷クロウ‴から‷テムジン‴へと名前を変え、見渡す限りの高原(モンゴル)の統一を目指すという新たなる野望を胸に、新しい仲間たちと第二の人生を歩み始めていくこととなる。奇抜な戦法と類まれなる身のこなしで敵を粉砕し、次第に高原に大きく名を轟かせていくテムジン。それぞれに熱い志を秘めた高原の仲間たちとの出会いや、同じく高原統一を目指す歴戦の猛者たちとの戦いなど、読者の心を熱くさせるエピソードをふんだんに織り交ぜながら、帝国統一へと躍動するテムジンの軌跡は描かれていく。
- それぞれの思惑が交錯する戦局図によって、取り巻く戦況を刻々と変化させていく歴史漫画。程なく物語は、何故か義経の戦法を知る人間の出現によって、さらに激しく混迷を極めていくこととなる。
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完読後・読中の感想/レビュー
やっぱ‷ジャムカ‴とは戦うんか……。
テムジンの元に日本刀が届いたシーンは震えたわ!!
アンゴルモア 元寇合戦記 [10巻完結]
書誌情報作者/たかぎ七彦
単行本全10巻完結(2018.08) 1巻初版2015.02.10 KADOKAWA 続編アリ |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 鎌倉時代中期に行われた日本侵攻「元寇」を題材に描かれる歴史漫画。シリーズ累計発行部数は150万部を超えており、続編には『アンゴルモア 元寇合戦記 博多編』が描かれている人気作品。
- 物語の主人公は、対馬へと流刑された義経流の武芸者‷朽井迅三郎(くちい じんざぶろう)‴。自身の流刑先に何処となく違和感を覚えていた朽井は、予感が的中するかのように、流刑先の対馬にて、安徳天皇の孫‷輝日姫(てるひひめ)‴のもと、蒙古(ムクリ)襲来の最前線として命を賭けることを命じられてしまう。元々は御家人ながらも、共に流刑した十数人の罪人たちと、圧倒的な戦力差のもと戦へと身を投じることとなってしまう朽井。対馬にて蒙古・高麗軍の一大勢力による蹂躙が開始される中、一人また一人と敗戦者の山を築きながらも、朽井は、たったひとつの最後の台地を守るべく奮闘を重ねていく。
- 蒙古襲来による対馬全滅寸前へと向かって、逃れられない史実をなぞって展開される歴史漫画。たとえ最後の1人になろうとも、「己に恥じぬ戦」を続けるかつての侍の姿が、圧倒的な戦力を有するはずの蒙古・高麗軍を静かに震えあがらせていく。
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完読後・読中の感想/レビュー
高麗王の話、結構好き。
「席」の話ね。オレも好き。
中国が舞台の漫画
キングダム
書誌情報作者/原泰久
既刊73巻(2024.09) 1巻初版2006.05.24 集英社 2019/実写映画 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 古代中国の戦乱の世を描き、中華統一を目指して進み続ける歴史バトル漫画。第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞の受賞歴を持ち、累計発行部数は1億部を超えながら今なお連載を続ける大ヒット歴史漫画。
- 物語の主人公は、後の始皇帝‷嬴政(えいせい)‴の元で「天下の大将軍」を目指すこととなる明るい少年‷信(しん)‴。同じ夢を志す親友を「嬴政の影武者」として亡くしてしまうという、嬴政との悲劇的な出会いに見舞われながらも、戦争孤児で下僕を出身とする反骨精神を胸に、群雄割拠の戦国時代で一騎当千の輝きを見せつけていく。最初は歩兵として戦に参加しながらも、最前線で目を見張る活躍を重ね、ついに六大将軍の一人‷王騎(おうき)‴に目を掛けられることとなる信。特殊百人隊として編成されることとなる、自身を将とする部隊「飛信隊」を足掛かりに、数々の武功を積み重ねながら中華全土にその名を知らしめていく。
- 作者の熱のこもったキャラクターたちは一様に人気を博し、史実での運命を知っていながらも読者に感動を与え続ける歴史バトル漫画。涙腺を刺激して止まない武将たちの燃え尽きるような生き様は、世代を超えた読者たちの熱い心を呼び覚まし、登場人物たちは、一人また一人と仲間を失いながらも、遥かに拡がる中華の大地を駆け抜けていく。
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完読後・読中の感想/レビュー
‷李牧(りぼく)‴推しかな~。‷王賁(おうほん)‴も好きだな~。
いや~、断然‷麃公(ひょうこう)‴推し。
劉邦 [15巻完結]
書誌情報作者/高橋のぼる 主な作品:『土竜の唄』
単行本全15巻完結(2023.03) 1巻初版2018.01.01 小学館 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 中国初となる統一王朝「秦」を下し、その後、長きに渡って中国を統一することとなる「漢」の時代への転換期を描いていく歴史漫画。作者は、『土竜の唄』でもお馴染みの高橋のぼる先生。
- 物語の主人公は、後に「漢」の初代皇帝‷劉邦(りゅうほう)‴へと躍進を遂げることとなる、農民のゴロツキ‷劉季(りゅうき)‴。馬鹿で女好きな遊び人ながら、核心を捉えた言葉で多くの偉人たちを魅了していき、幾度となく窮地に追い込まれながらも、類まれなる猛者を仲間に引き入れていく、運をも味方につけた時代の傑物である。物語の始まりは、とある人助けをきっかけに劉季を襲うこととなる、千年もの間、一人として助かったことのない極刑‷炮烙‴。燃え盛る銅の丸太を裸足で歩くという極刑ながらも、見事に悪運で乗り切ってしまった劉季は、至る所で目にする始皇帝の悪政に嫌気を差し、自身が「先駆蟻」として「象」を絶命させるべく、‷劉邦‴の名を冠して真の平和へと向かって邁進していく。
- 「劉邦」と「項羽」、次なる時代を担う正反対の2人を中心に、高橋のぼる先生らしい愛嬌たっぷりのドラマを描いていく歴史漫画。単行本の帯では、庵野秀明さんや麒麟・川島さんなど、様々な有名人から多数の応援コメントが寄せられている。
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完読後・読中の感想/レビュー
残虐な歴史なんだが、めちゃくちゃコミカル。
項羽の本気モードが完全にゲームの世界。
封神演義 [23巻完結]
書誌情報作者/藤崎竜 主な作品:『屍鬼』『銀河英雄伝説』
単行本全23巻完結(2000.12) 1巻初版1996.11.01 集英社 2019/ミュージカル |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 中国の古典小説「封神演義」を原作に、仙界と人界にまつわる物語を描いていく歴史的ファンタジー漫画。累計発行部数は2000万部を超える人気作品で、2019年以降には、漫画のデフォルメをそのままとしたミュージカル公演も行われている。
- 物語の背景として描かれるのは、3000年前の殷の王朝時代。仙人界で策士と評される仙人‷太公望(たいこうぼう)‴は、乱れ切った人間界の国政を整えるべく、元始天尊によって‷封神計画‴を任せられることとなる。しかし、明晰な頭脳を持ち、並み居る仙人たちからも一目置かれる存在でありながら、自身の性格からか、ぐうたらな生活を送りがちな太公望。天才と称される稀代のうつけ者が、封神計画を進めることによって、背後に広がる仙人界と人間界を結ぶ「世界の理」へと少しずつ近付いて行く。
- 物語に隠されていた壮大な伏線が、時系列を追うごとに次々と判明していくミステリアスなファンタジー漫画。特殊な道具‷宝貝(パオペエ)‴を使った仙人たちのバトルに加え、隠されていた全体像を垣間見せる不穏なストーリーが、古代の物語を幻想的に演出していく。
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完読後・読中の感想/レビュー
物語のバックグラウンドがめっちゃ壮大!
‷怠惰スーツ‴欲しい……!
その他のアジアが舞台の漫画
密林少年 [2巻完結]
書誌情報作者/深谷陽
単行本全2巻完結(2007.03) 1巻初版2006.11.22 集英社 |
あらすじ/見所/おすすめポイント
- 1980年代のカンボジアを時代背景に、度重なる戦火の中を行き交う少年兵の姿を描いたリアル戦争漫画。
- 物語の主人公は、内戦中のカンボジアのジャングルを生きる優しい少年‷アキ・ラー(アキラ)‴。前政権を倒したポル・ポト派に属するポル・ポト兵の教育により、徹底的に「恐怖」を植え付けられ育ったアキラは、10歳を迎えたある日、先輩兵からAK47「カラシニコフ」を手渡され、軍に属す兵士としてジャングルの中を生きていくこととなる。銃の扱い方、対人地雷の埋め方、軍の横暴、敵軍への捕虜など、来る日も来る日も何かと戦い続け、その度に多くの犠牲となる命を目撃することとなるアキラ。今なお数百万個もの地雷が埋まっているといわれるカンボジアの大地で、当時どのような内戦が繰り広げられていたのか? 平和を迎えていた日本とはあまりにもかけ離れた、残酷で虚しい戦争の内情が、哀しい時代を生きた少年兵によって戦場の最前線から語られていく。
- 埋められた地雷に大きな焦点を当て、内戦の実情と戦後の残骸を見せつけてくる近代歴史漫画。地雷と格闘するに至った現代史の過去へと飛び、見過ごしてはいけない戦争漫画は描かれていく。
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完読後・読中の感想/レビュー
敵兵になった時、かつての仲間に銃を向けるんか…。
生きててくれた…。
編集後記
追伸
最後までご覧いただきありがとうございました。
今後もモンゴル・中国を舞台とする漫画と出会えた際には、当ページを随時更新していきますので、また気軽にお立ち寄りいただけますと幸いです。
まだまだ名作が存在するからね。
長編の漫画が多いイメージ。
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モンゴル・中国を舞台とする漫画以外の歴史漫画につきましては、以下の関連記事をご参照ください。